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研究室のバイト。小学生と一緒にLEDで光るクリスマスツリーを作ってきた。一応大学でやってる子供向けの科学教室だから、メインテーマはツリーというよりLED。写真で言うと、ツリーの下の箱にLEDが入ってて、このLEDの光らせ方を小学生にプログラミングしてもらうというもの。小学生がプログラミング?と思うかもしれないけど、先生が簡単にできるソフトを開発してて、小学生にはそれを使ってもらう。

簡単なことを子供たちに教えて手を動かしてもらって、あとは出来上がったものを好きに飾ってもらって終わり、という感じ。女の子はLEDの光らせ方よりも箱のデコレーションの方に凝っていた。さすが、女の子はおしゃれ。

教えた中でも印象に残ったのは男の子だった。彼はまず、LEDを光らせてどれくらい光が出るのか見る。今度はツリーにマジックで色を塗ってみて、LEDを光らせてみる。するとマジックの色によって光を遮ったり、光を通したりしているぞ、ということを発見。じゃあ装飾の材料を箱に貼ると光はどうなる...? という感じですごく実験的に進めてた。実験→結果→考察のフローがこの子の中で出来上がってたんだろうな。小6だったけど、知性を感じた。たぶん自分が同じ年齢の頃はそこまで考えてなかっただろうなあ。

その男の子が実験していく中で俺も、「綺麗だね!」「あれ、マジックで塗ったぶん、光が遮られちゃったけどこれはこれでいい感じだね!」とか言いながら見てたらだんだん自分も楽しくなってきて、最後に完成して部屋を暗くして光らせた時はちょっとした感動みたいなものがあった。教える立場というのを忘れて、その子と同じ目線で物事を考えられたってことなんじゃないかな、って思う。

最後に書いてもらったアンケートを回収して先生に持っていく途中でちらっと感想を見ると「教えてくれた人が優しくてわかりやすく、楽しかったです。またこういう機会があるときは参加します!」って書いてあってちょっとだけ照れた。